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フラックスでの失敗   更新:2010/3/14
 半田付けするときにフラックスを使うと確実に半田付けできます。今まで半田付けするときはあまりなかったためフラックスなしでやっていました。昔メーカーに在籍していたときは電気回路設計担当がフラックスなどを用意していたのでフラックスを自分で調べて購入するということはありませんでした。
 秋葉原で部品を調達中にフラックスも買っておくか!ということで本当に何も気にしないで購入しました。半田付けするときよく見ると、

強酸性
と書いてあります。おお--、注意をするぞ。
 使ってみるとジューとよくつきます。ある程度回路をくみ上げてDC5Vの端子でショートがないか?テスターで確認しました。ショートはしていない。しかし、抵抗値が300オームとかになっている。なぜ!
とりあえずショートはないのでACアダプタを挿してみる。基板から白い煙が....
おかしい。煙の出た付近を目視チェック。何も以上はない。
いろいろ調べてみる。
基板自体がショートしているような感じ。
そこでまったく配線をしていない不具合がある付近のランド同士にテスターを当ててみる。ゲッ!数100オームで導通がある。
次にまったく配線をしていない無傷と思われる付近のランド同士にテスターを当ててみる。まったく導通なない。そこに、フラックスを塗って、再度導通をチェックする。すると数100オームで導通がある。原因はフラックスだ
という結論になりました。

東京のパーツショップで基盤用フラックスを買いました。

同じテストをしてみると導通はありません。
しかし、ジューと付く感覚がいまいち足らない感じです。

田舎のホームセンターなどでは、電子回路用のフラックスがなくて板金用だけということもあります。十分注意してください。近くのホームセンターで調べてみると、半田が売っているところにあったのは板金用のフラックスだけでした。
教訓:

人生いろいろ、フラックスもいろいろ

ということです。