ConstraintLayout

Constraint(制約)はどんな意味があるのだろうか？
Hello world.のactivity_main.xmlwoを[Design]のタブでみると、

なにやら怪しい（？）波線が表示されれいる。[Code]のタブで見ると、

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<androidx.constraintlayout.widget.ConstraintLayout xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
    xmlns:app="http://schemas.android.com/apk/res-auto"
    xmlns:tools="http://schemas.android.com/tools"
    android:layout_width="match_parent"
    android:layout_height="match_parent"
    tools:context=".MainActivity">

    <TextView
        android:layout_width="wrap_content"
        android:layout_height="wrap_content"
        android:text="Hello World!"
        app:layout_constraintBottom_toBottomOf="parent"
        app:layout_constraintEnd_toEndOf="parent"
        app:layout_constraintStart_toStartOf="parent"
        app:layout_constraintTop_toTopOf="parent" />

</androidx.constraintlayout.widget.ConstraintLayout>

app:layout_constraintBottom_toBottomOf="parent"
を削除。下の波線と上の波線が消えた。下の丸の塗りつぶしがなくなった。

app:layout_constraintEnd_toEndOf="parent" を削除。左右の波線が消えた。右の丸の塗りつぶしがなくなった。

app:layout_constraintStart_toStartOf="parent"
app:layout_constraintTop_toTopOf="parent"
を削除。右と上の丸の塗りつぶしがなくなった。
しかし、[Code]のタブで、

エラーか警告かを知らせる表示になっている。
Runできるか？
できた。つまりこれは警告のようです。[Design]のタブでみると,

Constraintがないと文句を言っている。波線の正体は、
app:layout_constraintXXXX
に関係している。つまり、上下左右がペアレントに関係する。画面のセンター配置される。
Hello world.ではわかりにくいのでボタンを複数設置した事例で考えてみます。
Hello world.のテキストビューを削除します。
ボタンを設置します。

ConstraintLayoutでは任意の場所に設置できます。
次に左の丸をドラッグして左の隅までドラッグします。

左の隅でマウスのボタンを離すと、

ボタンが左隅に接続します。

同様に上の丸を操作します。

ボタンが上隅に接続します。
これでConstraintsの警告表示がなくなりました。コードは、

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<androidx.constraintlayout.widget.ConstraintLayout xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
    xmlns:app="http://schemas.android.com/apk/res-auto"
    xmlns:tools="http://schemas.android.com/tools"
    android:layout_width="match_parent"
    android:layout_height="match_parent"
    tools:context=".MainActivity">

    <Button
        android:id="@+id/button5"
        android:layout_width="wrap_content"
        android:layout_height="wrap_content"
        android:text="Button"
        app:layout_constraintStart_toStartOf="parent"
        app:layout_constraintTop_toTopOf="parent" />
</androidx.constraintlayout.widget.ConstraintLayout>

app:layout_constraintStart_toStartOf="parent"
app:layout_constraintTop_toTopOf="parent"
が書かれています。
このボタンを任意の位置にドラッグするとどうなるか？

移動できました。矢印が表示され200と156の数字が表示されています。この数値の単位はdpです。dpって何だ？
ピクセル密度（dpi）が160のとき、
1dp = 1px
です。160以外のときは、
px = dp * (該当スマフォのdpi / 160)
です。ピクセル密度が違っても同じ位置、同じ大きさになるようにした単位です。実際には、

同じに見えてもピクセルサイズが違います。
ConstraintLayoutの利点：好きな位置にはりつけられる。

制約をされた事例

bUTTON2はBUTTON5に制約を受けています。BUTTON5は大きさをかえたり位置を変えたりできます。しかし、BUTTON2は、
横幅の変更は不可。縦幅の変更は可。
ドラッグは不可。
上記の制約があります。
制約の付け方。
app:layout_constraint[自分の辺]_to[相手の辺]Of="@+id/相手のid"
app:layout_constraint[自分の辺]_to[相手の辺]Of="parent"
[ ]の部分には下の画像の言葉が入ります。

上記ボタンの制約のソースです。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<androidx.constraintlayout.widget.ConstraintLayout xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
    xmlns:app="http://schemas.android.com/apk/res-auto"
    xmlns:tools="http://schemas.android.com/tools"
    android:layout_width="match_parent"
    android:layout_height="match_parent"
    tools:context=".MainActivity">

    <Button
        android:id="@+id/button5"
        android:layout_width="wrap_content"
        android:layout_height="wrap_content"
        android:layout_marginStart="156dp"
        android:layout_marginTop="88dp"
        android:text="Button5"
        app:layout_constraintStart_toStartOf="parent"
        app:layout_constraintTop_toTopOf="parent" />

    <Button
        android:id="@+id/button2"
        android:layout_width="wrap_content"
        android:layout_height="wrap_content"
        android:layout_marginTop="4dp"
        android:text="Button2"
        app:layout_constraintEnd_toEndOf="@+id/button5"
        app:layout_constraintHorizontal_bias="0.0"
        app:layout_constraintStart_toStartOf="@+id/button5"
        app:layout_constraintTop_toBottomOf="@+id/button5" />
    
    </androidx.constraintlayout.widget.ConstraintLayout>

この制約ってどんな場面で有効なのだろう？
デザインがきっちり出来上がって、それを少し移動させたいとき制約があれば全部そろって移動できる。くらいしか思いつかないです。
制約よりも自由に配置できることが最大のメリットではないかと思います。