Mathオブジェクト
数学の関数を扱うためのオブジェクトです。多分JavaScriptで飯を食っている人は
技術計算など無縁でMathなど使う場面がないのでは？と思います。
var m = new Math();//Uncaught TypeError TypeError: Math is not a constructor
エラーになります。Mathはインスタンスを1個しか生成しないオブジェクトです。
改めで new でインスタンスを生成するとエラーとなります。ではどう使うのか？
var m = Math.cos(0);
console.log(m);//1
Math.メソッドまたはMath.プロパティで記述します。
プロパティ
| プロパティ |
説明 |
| SQRT1_2 |
1/2(0.5)の平方根 0.7071・・・・・ |
| SQRT2 |
2の平方根 1.414・・・・・ |
| E |
自然対数の底 ネイピア数e 2.718・・・・・ |
| LN2 |
ln(2) 0.6931・・・・・ |
| LOG2E |
2を底とするEの対数 1.442・・・・・ |
| LOG10E |
10を底とするEの対数 0.434・・・・・ |
| PI |
円周率π 3.1415・・・・・ |
メソッド
一般的な処理
| メソッド |
説明 |
| abs(x) |
絶対値を返す |
| max(a, b) |
2つの数値で大きい値を返す |
| min(a, b) |
2つの数値で小さい値を返す |
| pow(a, b) |
aのn乗の値を返す |
| random() |
0から1未満の乱数値を返す |
| sqrt(x) |
平方根を返す |
切り捨て/切り上げ/四捨五入
| メソッド |
説明 |
| ceil(x) |
数値の切り上げ |
| floor(x) |
数値の切り捨て |
| roud(x) |
数値の四捨五入 |
三角関数
| メソッド |
説明 |
| sin(x) |
サインを返す |
| cos(x) |
コサインを返す |
| tan(x) |
タンジェントを返す |
| asin(x) |
アークサインを返す |
| acos(x) |
アークコサインを返す |
| atan(x) |
アークタンジェントを返す |
| atan(x) |
アークタンジェントを返す |
| atan(x) |
アークタンジェントを返す |
| atan2(x, y) |
(x, y)で与えられる座標への角度（ラジアン）を返す |
双曲線関数
| メソッド |
説明 |
| sinh(x) |
ハイパボリックサインを返す |
| cosh(x) |
ハイパボリックコサインを返す |
| tanh(x) |
ハイパボリックタンジェントを返す |
| asinh(x) |
アークハイパボリックサインを返す |
| acosh(x) |
アークハイパボリックコサインを返す |
| atanh(x) |
アークタハイパボリックンジェントを返す |
指数/対数関数
| メソッド |
説明 |
| log(x) |
自然対数を返す 数学表記logeまたはln |
| log10(x) |
常用対数を返す 数学表示log |
| exp(x) |
ネイピア数eのx乗を返す |
| expm1(x) |
Math.pow(Math.E, x) -1を返す |
|
