ソング頼太 ピッチの登録

効用:ピッチの登録
譜面を見て歌うことは誰でも学校の音楽授業で経験済みです。
譜面の通りに歌ったつもりでも、実際は譜面と違ったピッチ(音の高さ)で歌っていることがあります。特に男声ではト音部に表記された音符より1または2オクターブ位低くなっています。
実際、声のピッチを計測したことなどない人がほとんどでしょうから、このことを認識している人は少ないのではないかと思います。

鼻歌の鉄人ではどうなるか?
実際にピッチの登録が初期状態で採譜してみます。(私の声は男声で低めです。)

このようにヘ音部に音符が表示されています。
これではちょっと不適切だと感じたときの対処方法として、
このデータを移調する
ことで解決できます。
しかし、これは面倒くさいですね。
そこで、下図のようにドレミと歌ったら自動的に、ト音部でドレミと採譜してくれたら楽チンです。

ピッチの登録をすることによりこのような自動的に変換することができます。

ピッチの登録の方法
鼻歌の鉄人の使い方がわからない方もいらっしゃることと思いますので、ソング頼太を最初に使ったという前提で説明します。
最初に
[ファイル]-[新規作成]でファイルを新規作成します。
いろいろと設定がありますが、そのままOKをクリックします。
この設定は後で、[ファイル]-[プロパティ]で再度設定できます。
最初は気にしないで鼻歌の鉄人の使い方をマスターすることにします。

[ツール]-[鼻歌の鉄人]をクリックします。

をリックして最初に音声認識の音量を調整します。
これはソング頼太のヘルプをご参照ください。

をクリックしてピッチの登録をします。

最初に計測ボタンをクリックして、
すぐに1秒間「ん〜〜〜〜〜」と無理のない低い声を出して下さい。
録音終了後、周波数とNote Noに数値が表示されます。また上段のピアノ鍵盤上にも赤い丸で表示されます。

ピアノの鍵盤をクリックするとピアノの音がでます。また、クリックした鍵盤のノート番号がNote Noに数値で表示されます。自分の声とピアノの音が同じか確認して下さい。同じであれば正しく検出されたデータです。
何度か試行して、自分のデータを把握して下さい。

中段のピアノ鍵盤は先に検出した自分の声をどの音に登録するかを決めます。例えばハ長調ならド、イ短調ならラとなります。
実際の声は中央のラより2オクターブ低いですが、この声を中央のドに変換してくれます。
これで無理なく歌えます。
最後にOKボタンをクリックします。

ご注意:
ほとんどの人の場合、音感は自分が思っているほどよくありません。
いつも同じ音を出しているつもりでも違っています。
ミの音を出しているつもりでも、実際の音はレであったりファであることが多いです。
音符の編集方法もマスターしてください。