組込み:トップ
 組込みがなかったころは?ロジックICを何個も使って目的の機能を実現していました。このころはDIPパッケージのICです。機能が増えると基板がでかくなってしまいます。そこに登場したのがマイコン(Micro Processor Unit)です。回路設計の人は要求されている機能をソフトの人にお任せ!で楽になったと思います。CPUが乗ったボードのメモリにプログラムを書いて機能を実現するといったスタイルです。現在でもこのスタイルは家電製品などでも継続しています。

今までとは全然違うスタイルの開発方法が現れました。Windows CEです。実際に自分で開発した事例で説明すると...
製品の機能:
登録された携帯電話またはフェリカカードを機械に近づけると電気錠を開錠する。
使用した機械はWindowsCE端末です。
電気錠をあけるための信号を出す出力ポート
携帯電話のフェリカカードのリーダー
を実装していることが最低必要です。
もちろん電気錠をあけるための電気回路も必要です。
このWindowsCE端末のお値段は約10万円。
たかっ!!と思いました。

最近Paspberry Pi やBeagleBone Blackなどすごいボードがでてきました。何がすごいか!
1.名刺サイズの大きさのボードなのに、キーボード、モニタをつなげばLinuxマシンとして動作する。
2.いろいろな入出力端子がついているので電気回路を接続して制御できる。
性能的に当時のWindowsCE端末以上です。
コストパフォーマンスがすごいのです。
マイコンを使ったソフトを1から作るとき、LCDなどの表示に大変手間がかかります。しかし、Linuxが動くということはOSで文字を表示する仕組みをもっているので楽ちんです。また、LinuxというOSならではの多数のコミュニティーで開発された知恵を利用することができます。
たとえば、顔認証などの画像処理技術........
これを使えば顔認証で電気錠を開錠する
自分の頭では対応できない難しいことができるのです。
特に若い人には少しでも組込みソフトを体験することをお勧めします。なぜ若いとき?人は年を取ると目が悪くなります。 小さいものが見えにくいと回路図や基板の配線などをみると結構ストレスです。若かったとき100ピンフラットICのひとつのピンを基板から外しジャンパー線で別のところに接続するというのをやりました。今では絶対無理です。 それに対し、モニタとキーボードだけて完結する仕事は、目が悪くなってもフォントを大きくすれは問題解決です。
組込みをやることによってコンピュータがどのように 動作しているかがわかるので、本業がPHPでwebサービスの人であっても知識の幅が広がり発想が豊かになると思います。
いつの時代でもよーーーーーく観察すると面白いものはあります。最近ではPythonでポツンと監視カメラを開発しました。