VS Codeを使ってみる
最初に拡張機能でインテリセンスをインストールしましょう。pico-sdkもサポートしているので役立ちます。

Visual C/C++とVS Codeは名前が似ていますが、 実行ファイルを作成する過程が全く違います。

Visual C/C++
統合環境でプロジェクトにソースファイル、画像ファイルなどをひとまとめにして実行ファイルを作成します。

VSCode
必要なソースファイルを定義したCMakeLists.txtに記述します。
mkdir build    buildディレクトリを作製。
cd build      buildディレクトリに移動,
cmake ..    上のディレクトリにあるCMakeLists.txtを使ってMakefileを作成
make             Makefileにより実行形式ファイルを作成 

なんか面倒くさいように感じますが、cmakeはいい仕事をしています。makeだけでやるとMakefileにコンパイラの指定、リンカーの指定などごたごたと書く必要があります 。このmakeの煩雑な仕事をcmakeがやってれます。CMakeLists.txtは短ければ10行以内。cmakeで作成されるMakefileは1000行以上になっています。
また、cmakeのいい仕事は他のOSで簡単にビルドができることです。例えばUbuntuで開発したソフトをRaspberry Piでビルドすることも容易です。

picoに関する情報は圧倒的に英語が多いです。それなのでVS Codeは必要に応じて日本語と英語を切り分けて使っています。

Open Folder
一丁目一番地の操作です。


たくさんのサンプルプログラムがあります。最初にやることは...

コンパイラの指定

コンパイラが指定されていない状況です。この部分をクリックします。

arm-none-eabi

をクリックします。

arm-none-eabiが選択されました。

ビルドの実行

をクリックします。少し間をおいてビルドが始まります。現状では全部のプログラムを ビルドします。ビルドの終了まで13分くらいかかりました。
次はデバッグの方法です。