ラズベリーパイにできること
ラズベリーパイはLinuxで動くマシンです。ということはサーバーとして使うことができます。

サーバーとして使う

HTTPサーバーとして使う
データベースを使ったサーバーでJavaやPHPで開発したコードのデバッグは本番サーバーではできません。 デバッグ用のサーバーを構築して動作確認後に本番サーバーに転送します。
ラズベリーパイは HTTPサーバーやデータベースを構築することができます。

ファイルサーバーとして使う
sambaを使ったサーバーでは問題がありそう。Windows10ではラズベリーパイとの接続ができたり、できなかったりします。2021年6月現在
Window10(pro):接続できない
Windows10(Home):接続できる
Ubuntu:接続できる
2020年か2019年ではWindows10(pro)と問題なく接続できていたのが、いつの間にかできなくなりました。多分Windowsの更新が原因だと思います。
よってこのようなリスクがあるのでsambaはやめたほうが良さそうです。

ファイルサーバーはおいといて、Windows10とラズベリーパイでどうやってデータのやり取りをするのか?
①USBメモリーを使う
 なんか面倒くさそう!
②WindowsアプリのWinSCPを使う
 GUIでPCとラズベリーのデータをやりとりできます。これはよくできたソフトで扱いやすく直感的な見た目です。実際、本物サーバーとのデータ転送に使ったことがあります。
これがWinSCPです。



制御装置として使う
ラズベリーパイにはいろいろな入出力があります。これらを使ってマイコンでは実現不可能な制御装置を作ることができます。マイコンでは漢字を出力するのに字体(フォント)データを作ることから始めるので凄い手間がかかります。ラズベリーパイなら最初から実装している機能ですので、こんなことで余計な時間と手間をかけなくて済みます。

すでに開発済みの装置です。動作は下記の仕様です。
①人感センサーをつかって人を検知したら「いらっしゃいませ」としゃべる
②動画撮影開始
③人が離れたら「ありがとうございました」としゃべる
④動画撮影終了

また音声認識を使ってLEDを制御する機能もできました。

また、センサーを使って熱中症警告装置なども簡単にできます。

AI(人工知能)と入出力デバイスを組み合わせるといろいろな応用ができます。

その他
いわゆるパソコンとしても使えます。オフィスソフト(マイクロソフト正ではない)や画像ソフトなどいろいろあります。Windowsにはない珍品ソフトもあるようです。