Hello world.いろいろな書き方
いよいよお約束のHello world.です。ファイル名をhello.pyとします。

最短のコード

print('Hello world.')
		
たったこれだけです。

python3 hello.py
		
これでHello world.が表示されます。
C/C++やJavaをやったことがある人なら何か違和感を感じませんか?それはmain()に相当する部分(プログラムのエントリーポイント)がありません。 入門書などでもこの切り口から始まるので、Pythonはmain()がないんだ。と思ってしまった人もいるかもしれません。 main()に相当は必要に応じで自分で記述します。

main()を使うコード

 # -*- coding: utf-8 -*-

def main():
    print('Hello world.')

if __name__ == "__main__":
    main()
		
上記のように定義します。main()で定義しましたが、run()などなんでもOKです。 mainの中身が空っぽなのでエラーになります。
例えばprintなどを入れれば動作します。
C言語などでは
void foo()
{
}
とりあえず関数を定義してあとで実装することができます。
Pythonは中身が空っぽの関数定義は許さないようです。

プログラムが複雑になれば当然機能を複数の関数に実装してそれらを組み合わせることになるのでmain()の記述は必須になります。

別ファイルの関数に記述して呼び出す
main.py とgreeting.py は同一ディレクトリに配置します。
main.py

 # -*- coding: utf-8 -*-
import greeting

def main():
    greeting.hello()

if __name__ == "__main__":
    main()
import greeting
greeting.pyファイルからインポートする。
greeting.hello()
greeting.pyファイルに定義されている関数hello()を呼び出すという意味です。

greeting.py

def hello():
    print("hello world.")
Hello world.を表示する関数の定義です。
実使用に耐えるようなアプリでは複数のファイルに関数を記述することになります。これが簡単な例です。